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【第3回】ConoHa編 — VPSを契約してサーバーを起動する

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この記事を読み終えると、ConoHa VPSでサーバーが起動し、接続先のIPアドレスが分かる状態になります。

契約そのものは数分で終わる作業ですが、初めてのときは「何を選べば失敗しないか」で手が止まります。筆者が実際に迷ったところと、失敗したところも一緒に書いておきます。

ConoHa VPSにした理由

VPSの会社はいくつもありますが、初めての契約にはConoHa VPSを選びました。

  • 国内のサービスで、管理画面もサポートも日本語
  • 個人ブログで使っている人が多く、詰まったときに検索で情報が見つかりやすい
  • 一番安いプランが手頃な値段から始められる

操作手順

まず、ConoHa VPSの公式サイトを開きます。時間課金なら、使った時間の分だけの支払いで始められます。

  1. ConoHaの公式サイトで「今すぐお申し込み」からアカウントを作成する(メールアドレス・パスワード・電話番号の認証)
  2. 支払い方法(クレジットカード)を登録する
  3. 管理画面で「サーバー追加」を押す
  4. 次のように選ぶ(それぞれの理由は下で説明します)
項目 選ぶもの
サービス VPS
プラン メモリ1GB
イメージ Ubuntu 24.04
料金タイプ 時間課金
rootパスワード 自分で決める(パスワード管理アプリに保存)
SSH Key 今は「使用しない」でOK(第5回で設定)
ConoHaのサーバー追加画面
サーバー追加の画面。①VPS、②Ubuntu 24.04、③料金タイプ(最初は時間課金)、④プラン1GBを選びます。②でUbuntuを選ぶと、④の512MBは灰色になって選べませんでした
  1. セキュリティグループで、default に加えて IPv4v6-SSH と IPv4v6-Web を追加する
  2. 「追加」を押す
  3. サーバー一覧でステータスが「起動中」になったら、IPアドレス(xxx.xxx.xxx.xxx の形)をメモする
ConoHaの管理画面のネットワーク情報
サーバー一覧でサーバー名を押すと出る「ネットワーク情報」。①がメモするIPアドレス、②が手順5で追加したセキュリティグループです

選び方で迷ったところ

プラン:メモリ512MBか1GBか

プラン 月額(時間課金の上限)
512MB 750円
1GB 1,064円

Hugoで作るのはデータベースを使わない静的サイトなので、性能だけなら512MBでも十分すぎます。ただ、OSにUbuntuを選ぶと512MBが選べない組み合わせになっていたので、1GBにしました。差は月300円ほどなので、無理に最安にこだわらず、扱いやすさを優先しました。

OS:Ubuntu 24.04にした理由

イメージ(OS)の選択肢はたくさんありますが、Ubuntu 24.04 LTSを選びました。

  • 情報が圧倒的に多く、エラーが出てもたいてい解決策が見つかる
  • 仕事の現場でもよく使われていて、学んだことがそのまま役に立つ
  • LTS(長期サポート版)なので、セキュリティの更新が長く提供される

DebianやRocky Linuxでも仕組みは近いですが、つまずいたときに「Linuxそのものが分かっていない」のか「そのOS特有の癖」なのかを切り分けにくくなるので、情報が一番多いUbuntuにしました。

料金タイプ:最初は時間課金にする

料金タイプ 向いている人
時間課金 まず試してみたい人
まとめトク(長期割引) 続けると決めた人

ここが筆者の一番の失敗です。 料金タイプには「時間課金」のほかに「1か月」「3か月」…「36か月」のまとめ払いがあり、まとめるほど1か月あたりが安く見えます。試す段階だったのに、勢いで36か月(16,179円の一括払い)を選んでしまいました。

結果的に続けているので大きな損にはなっていませんが、冷静に考えるとこうです。

  • 始めたばかりの段階では「やってみたけど合わなかった」ということも十分ありえた
  • その場合、まとめて払った分は基本的に戻ってこない
  • 時間課金なら、使った分だけの支払いで、いつでもやめられる

初めて使うサービスは、多少割高でも時間課金から始めて、続けると決めてからまとめ払いに切り替えるのが安全です。

オプション:今すぐ要らないものは付けない

申し込み画面の下の方にあるオプションは、こう判断しました。

オプション 選んだ設定 理由
自動バックアップ 無効 追加料金がかかる。学習段階では不要と判断
追加ストレージ 使用しない 静的サイトなので最初のSSDで十分すぎる
SSH Key 使用しない 鍵はまだ作っていないので、第5回で自分で設定する
スタートアップスクリプト 使用しない 自動設定に頼らず、まっさらな状態から自分で作りたかった

迷ったら「今すぐ必要か」で決めて大丈夫です。たいていのものは後から追加できます。

rootパスワード

rootパスワードは、サーバーの管理者のパスワードです。この先SSHで接続するときに使います。

  • 指定(9〜70文字、半角英数記号の組み合わせ)に従って、長めのものを設定する
  • パスワード管理アプリに保存する
  • 人に見せない。記事やスクショにも写さない(サーバーの管理者の権限そのものなので)

つまずきやすい注意点

セキュリティグループを付けないとつながらない

ConoHa VPS 3.0では、サーバーの中の設定とは別に、管理画面のセキュリティグループで通信を許可する必要があります。IPv4v6-SSH が無いとSSHがタイムアウトし、IPv4v6-Web が無いとサイトが表示されません。筆者はこれに気づくまで丸1日かかりました。→ ConoHa VPSでSSH接続できずハマった話

サーバーを「停止」しても料金はかかる

時間課金は、サーバーを削除するまで課金が続きます。使わないなら削除してください。

rootパスワードは誰にも見せない

スクリーンショットを人に送るときも、パスワードやIPアドレスが写っていないか確認してください。

画面の見た目は変わることがある

ボタンの名前や配置は変更されることがあります。見つからないときは公式のマニュアルを確認してください。料金も変わることがあるので、契約前に公式サイトで最新の金額を確かめてください。

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